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木曜日・祝日 ※手術13:00~16:00

外科 SURGERY

外科処置が必要なケースについて

外科処置は、薬物治療だけでは解決できない重大な健康問題に対処するために行われます。

ペットが外科処置を必要とする代表的な症状や症例には、怪我による骨折、腫瘍の切除、異物摂取による腸閉塞、重度の歯科問題、繁殖関連の問題(避妊手術や去勢手術)などが含まれます。また、深刻な感染症や内臓器官の異常も外科手術によって治療されることがあります。

当院では、これらの症状に対応するため、手術前には詳細な診断を行い、手術の必要性、手術に伴うリスク、予後について飼い主様と十分に話し合います。安全で効果的な手術を行うために、事前に麻酔の適応性評価や血液検査を含む様々な検査を実施します。

外科手術はペットにとって大きな負担となることがありますが、適切なケアと管理により、多くのペットが手術後に健康を取り戻し、元の活動的な生活に戻ることが可能です。当院では、手術後の痛み管理とリハビリテーションにも力を入れ、ペットの早期回復を全力でサポートします。

犬の治療例

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は、特に小型犬に頻繁に見られる症状で、膝蓋骨(膝のお皿)が膝関節の溝から外れることを指します。この状態は、遺伝的要因が強いとされ、軽度から重度まで様々です。
軽度の場合、膝蓋骨が時折外れる程度で自然に戻ることもありますが、重度の場合は膝蓋骨が常に外れた状態になり、歩行障害や慢性的な痛みを引き起こす可能性があります。治療方法としては、膝蓋骨とその溝の再配置や固定を行う外科手術が一般的で、手術によって関節の安定性を取り戻し、痛みを軽減させることが可能です。

外科手術 膝蓋骨脱臼の治療で最も一般的なアプローチは、膝蓋骨の溝を深くすることで膝蓋骨が正常な位置で安定するように外科手術を行う方法です。これにより、膝蓋骨が正しい位置に保持され、脱臼の再発を防ぐことができます。
リハビリテーション 手術後、適切なリハビリテーションプログラムを通じて、膝関節の強化と機能の回復を図ります。物理療法や特定の運動が含まれ、これにより犬の運動能力の向上と痛みの管理が可能となります。

腫瘍の切除

犬において腫瘍は比較的一般的な疾患で、皮膚腫瘍、乳腺腫瘍、内臓腫瘍など様々なタイプが存在します。腫瘍が悪性の可能性がある場合や、身体機能に影響を与えている場合には、外科手術による腫瘍の完全切除が推奨されます。手術は腫瘍の種類や位置、大きさに応じて異なりますが、早期発見と早期治療が最も良い予後につながります。手術後は、必要に応じて化学療法や放射線治療が行われることもあります。

外科的切除 腫瘍の位置と大きさに応じて、可能な限り腫瘍を完全に取り除く手術を行います。
悪性腫瘍の場合、周囲の健康な組織とともに広範囲に切除することが重要です。
補助療法 外科手術後、必要に応じて化学療法や放射線治療を行うことで、残存するがん細胞の除去と再発の防止を図ります。これにより、治療の効果を最大化し、生存率の向上が期待されます。

猫の治療例

尿路結石症

猫の尿路結石症は、尿中のミネラルが結晶化して結石を形成し、尿道を塞ぐことで尿の排泄が困難になる疾患です。特にオス猫では尿道が細いため、結石が尿道を塞ぐことで尿が全く出なくなる緊急事態を引き起こすことがあります。治療は尿道カテーテルによる尿の排出と結石の除去、必要に応じて結石を物理的に砕くまたは外科的に取り除く手術が行われます。長期的には食事療法により再発防止が図られます。

外科手術による結石除去 結石が大きい場合や尿道を塞いでしまっている場合には、外科手術によって結石を直接取り除きます。特に再発を繰り返す場合や、他の方法で改善が見られない場合に適用されます。
長期的な食事管理 結石の形成を防ぐため、尿のpHを調節し、結晶形成を抑制する特別な食事が推奨されます。定期的な尿検査とともに、この食事療法を続けることで、結石の再発リスクを大幅に減少させることができます。

外傷による修復

猫は高い場所からの転落事故や交通事故による外傷が多く見られます。重度の骨折や深い裂傷がある場合は外科手術が必要になります。骨折の場合、ピンやプレートを使用して骨を固定し、正しい位置での骨癒合を促進します。裂傷がある場合は、損傷した組織の修復と感染防止のために縫合が施されます。これらの手術後は適切な痛み管理とリハビリテーションが重要で、猫の早期回復と機能の回復を支援します。

骨折修復手術 骨折がある場合、ピンやプレート、ネジを使用して骨を固定する手術が行われます。これにより正しい位置での骨の癒合を保証し、機能の回復を図ります。
傷口の縫合と管理 深い裂傷がある場合には、感染を防ぐために傷口を清潔に保ちながら縫合します。適切な抗生物質の使用と定期的な傷口のチェックが必要で、これにより傷口の治癒を促進し、感染リスクを最小限に抑えます。

当院での治療の流れ

Step01受付・問診

ご来院された際にまず、受付でペットの基本情報の登録をお願いします。その後、問診票にご記入いただき、ペットの健康状態や発症している症状について詳しくお聞きします。外科的な問題の場合、症状の発生時期や進行の様子、これまでの治療経過などの情報が特に重要です。


Step02身体検査・検査

問診を基に、獣医師がペットの検査を行います。特に外科的介入が考えられる症状の場合、検査はより詳細に、痛みの有無、腫れや異常が見られる部位の特定、関連する他の症状への注意を払って行われます。この検査により、必要な追加検査や外科手術の必要性についての初期評価が行われます。


Step03検査結果の説明・治療方針のご相談

検査結果が出た後、獣医師がこれを詳しく説明し、治療の選択肢を提案します。外科手術の必要性、手術におけるリスク、予想される回復過程など、包括的な情報を提供し、飼い主様と共に最善の治療計画を決定します。


Step04お会計・次回の予約

治療方針が決定した後、手術を行う場合、手術日のスケジュールを決定し、必要に応じて手術前の準備や注意事項についての説明をします。手術後の検診やリハビリテーションが必要な場合は、それらの予約もこの時に行います。定期的な検診は、ペットの健康状態を最適に保ちます。

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