初めての方へ
当院では、東洋医学系の治療にも力を入れております。特に漢方・薬膳指導や鍼灸を通じて、ペットの自然治癒力を高め、全体的な健康をサポートします。個々のペットの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療を提供し、安心して治療を受けられるよう、丁寧にご説明いたします。
自然の力を活かした総合的なアプローチで、ペットの健やかな生活を応援します。
東洋医学の治療アプローチについて
東洋医学の治療アプローチは、ペットが慢性疾患やストレス関連の症状に悩まされている場合に特に有効です。
例えば、慢性的な消化不良、アレルギー症状、関節炎、老齢による体調不良などに対して、漢方や薬膳指導を用いることで、体質改善や症状の緩和を目指します。また、鍼灸治療は、痛みの緩和、免疫力の向上、リラックス効果をもたらすため、ストレスや不安、神経系の問題に対しても効果的です。
西洋医学のアプローチで効果が見られない場合にも、東洋医学の治療は新たな治療選択肢として有効です。これらの治療は、ペットの自然治癒力を引き出し、全体的な健康をサポートするために用いられます。
症状の改善だけでなく、予防的な観点からも取り入れることで、ペットの生活の質を向上させることができます。
- 慢性疾患の管理
関節炎や皮膚病、消化器系の問題など、長期的な管理が必要な慢性疾患に対して、漢方や鍼灸で症状を緩和し、体質改善を図ります。 - 痛みの緩和
筋肉や関節の痛みを和らげるために鍼灸が使用されます。特に高齢のペットや術後のリハビリテーションに効果的です。 - 免疫力の向上
漢方や薬膳指導を通じて、ペットの免疫力を高め、病気の予防や回復をサポートします。これにより、全体的な健康を維持します。 - 消化機能の改善
消化器系のトラブルに対して、漢方や薬膳を用いて内臓機能を整え、消化吸収を改善します。これにより、食欲不振や下痢、便秘などの症状を軽減します。 - ストレスの軽減と精神的な安定
鍼灸や漢方を用いて、ペットの精神的な不安やストレスを緩和し、リラックスさせます。新しい環境への適応や、ストレスが原因の体調不良に対応します。 - アレルギーの緩和
アレルギー症状に対して、漢方薬や薬膳を用いて、体質を改善し、症状を緩和します。特に皮膚のかゆみや炎症、食物アレルギーなどに効果的です。
代表的な治療アプローチ
漢方・薬膳指導
漢方と薬膳指導は、ペットの体質改善や健康維持を目的とした東洋医学のアプローチです。漢方薬は、自然の生薬を組み合わせて作られており、体のバランスを整え、病気の根本原因に働きかけます。
具体的には、消化器系のトラブル、免疫力の低下、慢性疾患などに対して効果があります。薬膳は、食材を活用した治療法で、ペットの体質や症状に合わせた食事を提供することで、内臓の機能を改善し、全体的な健康をサポートします。
飼い主様には、ペットの具体的な症状や体質に基づいた漢方薬の選び方や、薬膳の調理方法を指導し、日常の食事で健康を維持できるようサポートします。
このアプローチは、ペットの自然治癒力を引き出し、長期的な健康管理を目指すものです。
鍼灸
鍼灸は、ペットの体にある特定のツボに鍼を刺したり、温灸を施すことで、自然治癒力を高める東洋医学の治療法です。鍼灸は、痛みの緩和、血行促進、筋肉の緊張緩和、内臓機能の調整などに効果があります。特に、慢性的な関節炎や筋肉痛、消化器系のトラブル、ストレス関連の問題に対して有効です。
鍼は非常に細く、ペットにとってもほとんど痛みを感じないため、安心して施術を受けることができます。温灸は、温かさをツボに伝えることで、血流を改善し、体をリラックスさせます。鍼灸は、薬に頼らない自然な治療法として、ペットの全体的な健康をサポートし、体のバランスを整えるのに役立ちます。
施術は専門の獣医師が行い、ペットの個々の状態に合わせた最適な治療を提供します。
森田動物病院ならではの取り組み
当院では、東洋医学系の治療とともに、日々のケアや予防の知識も飼い主様に提供しています。
漢方や薬膳指導、鍼灸治療を通じてペットの健康をサポートし、家庭でのケア方法を具体的にアドバイスします。自然治癒力を高め、ペットの長期的な健康維持を目指します。
森田動物病院の3つの特徴
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①セカンドオピニオン対応
当院では、東洋医学治療に関するセカンドオピニオンのご相談に対応しております。他院での診断や治療に納得がいかない場合や、さらなる意見を求めたい場合に、専門的な視点から再評価を行い、最適な治療法を提案いたします。
漢方や鍼灸、薬膳指導などの東洋医学のアプローチを活用し、ペットの健康状態を詳細に診断し、個別のニーズに合わせた治療計画を立てます。
飼い主様が安心して治療を進められるよう、丁寧な説明とサポートを心がけています。東洋医学の専門知識を活かして、ペットの健康をトータルでサポートします。 -
②漢方・薬膳指導
当院では、ペットの体質や症状に合わせた漢方薬の処方と薬膳指導を行っています。漢方薬は、自然の生薬を組み合わせて作られており、体のバランスを整え、病気の根本原因にアプローチします。薬膳指導では、食材を活用した治療法で、ペットの体質や症状に合わせた食事を提供し、内臓の機能を改善します。
飼い主様には、具体的な漢方薬の選び方や薬膳の調理方法を詳しく指導し、日常の食事でペットの健康を維持できるようサポートします。これにより、ペットの自然治癒力を高め、長期的な健康管理を目指します。 -
③鍼灸
当院の鍼灸治療は、ペットの体にある特定のツボに鍼を刺したり、温灸を施すことで、自然治癒力を高めます。
鍼灸は、痛みの緩和、血行促進、筋肉の緊張緩和、内臓機能の調整などに効果があります。特に、慢性的な関節炎や筋肉痛、消化器系のトラブル、ストレス関連の問題に対して有効です。鍼は非常に細く、ペットにとってもほとんど痛みを感じないため、安心して施術を受けることができます。温灸は、温かさをツボに伝えることで、血流を改善し、体をリラックスさせます。鍼灸は、薬に頼らない自然な治療法として、ペットの全体的な健康をサポートし、体のバランスを整えるのに役立ちます。
施術は専門の獣医師が行い、ペットの個々の状態に合わせた最適な治療を提供します。
治療の流れ
当院ではまず、飼い主様の不安と疑問を解消することから始めます。ペットの健康に関するどんな些細なことでも、納得いただけるまで丁寧にお答えします。
しっかりと時間をかけた問診と検査を通じて、ペットの状態を正確に把握し、飼い主様に安心していただいた上で治療を進めます。不安がなくなってから、次のステップへと進みます。
Step01問診表の記入
ご来院いただいた際に、まず飼い主様にペットの健康状態や症状について詳しく記入していただきます。問診表には、ペットの既往歴、食生活、日常の行動などを記入していただき、これにより、東洋医学の視点からペットの体質や問題点を把握します。飼い主様の気になる点や質問も含めて、詳しくお書きください。
Step02診断
問診表の内容を基に、獣医師がペットの詳細な診察を行います。漢方や鍼灸の専門知識を活かして、ペットの体質や症状の根本原因を探ります。触診や観察を通じて、気の流れや経絡の状態を評価し、東洋医学的な診断を行います。必要に応じて、追加の検査を実施することもあります。
Step03方針の説明
診断結果をもとに、飼い主様に治療方針を詳しく説明いたします。漢方薬や鍼灸、薬膳指導など、ペットの状態に最適な治療法を提案し、治療の目的や期待される効果、副作用の可能性についてもご説明します。飼い主様が納得し、安心して治療を進められるよう、丁寧に対応いたします。
Step04治療
治療は、ペットの安全と快適さを最優先に行います。漢方薬の処方、薬膳指導、鍼灸治療を通じて、ペットの自然治癒力を高め、全体的な健康をサポートします。
鍼灸治療は専門の獣医師が行い、ペットの体質や症状に合わせた最適なツボを選んで施術します。治療中もペットの状態を常にモニタリングします。
Step05アフターケア・予防
治療後のアフターケアと予防も重要です。治療効果を持続させるために、家庭でのケア方法や予防策について詳しく指導します。定期的なフォローアップと再診を行い、ペットの健康状態を継続的にチェックします。飼い主様には、日常の食事や生活環境の改善についてもアドバイスし、ペットの健康を長期的にサポートします。
よくある質問
- 東洋医学の治療は安全ですか?
- 東洋医学の治療は、基本的に安全で副作用が少ないとされています。鍼灸は非常に細い鍼を使用し、ペットにほとんど痛みを感じさせません。また、漢方薬は天然の生薬を使用しており、体への負担が少ないです。ただし、稀にアレルギー反応や体質に合わない場合もあるため、初回の治療では慎重にペットの反応を観察します。
当院では、専門の獣医師が適切な診断と治療を行い、ペットの安全を最優先に考えています。 - 漢方薬はどのように投与すれば良いですか?
- 漢方薬は、ペットの体質や症状に合わせて処方されます。
一般的には、食事に混ぜたり、直接口に投与したりします。漢方薬の味や匂いを嫌がる場合もありますので、飼い主様に適した投与方法をアドバイスします。投与量や頻度については、獣医師の指示に従い、定期的に経過を観察しながら調整します。効果が現れるまでに時間がかかることもあるため、継続的な使用が重要です。 - 鍼灸治療はどのくらいの頻度で行うべきですか?
- 鍼灸治療の頻度は、ペットの症状や体質、治療の目的によって異なります。一般的には、初期治療では週1回程度の頻度で行い、症状の改善が見られたら徐々に間隔を広げていきます。慢性疾患や痛みの管理を目的とする場合は、継続的な治療が必要です。
鍼灸は自然治癒力を高める治療法であり、定期的な施術が効果を持続させるために重要です。 - 漢方薬や鍼灸に副作用はありますか?
- 漢方薬や鍼灸は一般的に副作用が少ない治療法です。しかし、漢方薬に関しては、稀にアレルギー反応や体質に合わない場合があります。鍼灸に関しては、施術後に軽い筋肉痛や疲労感を感じることがありますが、一時的なものです。
当院では、ペットの健康状態を綿密にチェックしながら治療を進めることで、副作用を最小限に抑えています。 - 東洋医学治療はどのような効果が期待できますか?
- 東洋医学治療は、ペットの自然治癒力を高め、全体的な健康をサポートします。漢方薬は体のバランスを整え、慢性疾患の管理や免疫力向上に効果があります。鍼灸は痛みの緩和、血行促進、筋肉の緊張緩和、内臓機能の調整に役立ちます。また、ストレスの軽減や精神的な安定も期待でき、ペットの生活の質を向上させることができます。ペットの個々の状態に合わせたオーダーメイドの治療で、最適な結果を目指します。
当院での治療例
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漢方薬による体質改善
慢性的な皮膚アレルギーに悩まされている7歳の猫に対し、漢方薬を用いた治療を行いました。漢方薬は体質改善を目的とし、皮膚の痒みや脱毛の症状を和らげるために処方しました。また、食事の見直しやストレス管理も併せて行い、総合的な治療アプローチを採用しました。数週間の治療の結果、痒みが軽減し、毛の生え変わりが見られるようになりました。飼い主様には、漢方治療の継続と併せて、適切な食事管理とストレス軽減策についてのアドバイスを行い、今後の健康維持をサポートしています。
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鍼治療による関節炎の管理
関節炎により歩行困難になっている10歳の犬に対し、鍼治療を用いて症状の管理を行いました。週に一度の鍼治療を行い、関節周囲の血流改善と痛みの軽減を図りました。また、適切な運動と栄養補給の指導も行い、総合的なケアを実施しました。数回の鍼治療後、歩行がスムーズになり、痛みも軽減され、犬の生活の質が向上しました。飼い主様には、定期的な鍼治療の継続とともに、日常のケア方法についても詳しく説明し、今後の健康維持と症状の管理に努めています。
料金表
初診料 | 1,595円 |
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再診料 | 253円 |
漢方問診料 | 3,410円 |
漢方処方 1種類/5kg未満/30日間 (動物用漢方は保険適応外、一般漢方は保険適応もあり) |
2,750円 |
鍼治療 | 4,532円 |
※金額は全て税込み価格です。
※検査の有無や薬の量によって料金が変動します。
※診察時に料金のご説明をさせていただきます。