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ペットの病気 ILLNESS

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犬の病気

犬は、猫やうさぎなどと比べると、皮膚病や歯の病気の発症リスクが高い特徴があります。
なかでも皮膚病は、環境や天候の変化によるストレスや感染症、アレルギーなどが原因のため、見た目で分かりにくく、触れただけでは判断が難しい場合もあるのです。
当院では、犬の食事の量やおしっこ・便の量、仕草の変化などを飼い主様に詳しくお伺いし、必要に応じてエコーやレントゲン、血液検査などを行っていきます。検査を用いることで、見た目や触れただけでは判断することができない病気も適切に診断できます。
さらに、犬の病気を未然に防いで健康を守るために、予防医療にも力を入れております。

よくある病気の代表例

皮膚の病気

ノミ・ダニなどの
寄生虫性皮膚炎

ノミやダニは日本中のあらゆる場所に生息しているため、お散歩中に遭遇してしまうことも珍しくありません。あらかじめ適切な予防や駆除をしておかないと、飼い主様も病気に感染したり、アレルギーに悩まされたりする可能性があるため注意が必要です。

アレルギー性皮膚炎

犬に発症する慢性アレルギー性皮膚炎は、「アトピー性皮膚炎」「食物アレルギー」の2つに分類されています。耳、目の周りや唇、わきの下や後肢のつけ根の皮膚をかゆがるようなら、アレルギー性皮膚炎が疑われます。
まぶたの炎症が強い場合には、結膜炎を引き起こすこともあるため、適切な治療が必要です。

内分泌異常(ホルモン性)

ホルモンを分泌する内分泌腺に異常があると、ホルモン量が安定しなくなります。内分泌腺には、甲状腺・下垂体・副甲状腺・副腎・膵臓・卵巣・精巣などが該当します。
内分泌腺の異常は、内分泌腺の萎縮や過形成、腫瘍などが原因だと考えられており、診断にはさまざまな検査が必要です。

歯の病気

歯周病

犬の歯の病気で最も症例が多いのは、歯周病です。
歯周病は、歯垢(しこう)の中の細菌が原因となって歯肉に炎症が起こりますが、程度によっては歯や歯の周囲にある靭帯、歯を支える骨にまで炎症が及ぶこともあるのです。
口の内だけの問題ではなく、細菌や細菌によってもたらされる毒素などが全身にまわって、腎臓・肝臓・心臓などの各臓器に悪影響を与えることもあります。
犬は、人よりも歯垢が歯石に代わるまでのスピードが速いため、定期的なデンタルケアが欠かせません。

日々の健康管理

Point.01しつけ
犬の「しつけ」を適切に行うことで、「散歩中に急に走り出す」「車にぶつかってケガをする」「拾い食いをして病気になる」などの心配ごとがなくなります。
また、ブラシの咬み癖がなくなることで、定期的に被毛のケアができるようになるため、毛のからまりによってもたらされる皮膚病も未然に防止できるでしょう。
Point.02ワクチン
狂犬病ワクチンは、1年に1度の接種が法律で定められています。摂取が義務付けられていない他のワクチンも、病気予防のために毎年接種することが推奨されています。
人だけでなく、犬や猫も年齢を重ねると抵抗力が弱くなるため、病気にかかりやすくなるのです。
ワクチンを接種する際には、健康診断の受診も合わせて行いましょう。
Point.03普段の世話
普段のお世話を通じて、犬・猫の健康管理を行いましょう。歩き方に異常がないか、排便の量や大きさに変化はないか、食べ方が普段と変わらないかなどをチェックすることで、疾病の未然防止につながります。

猫の病気

猫がかかりやすい病気に、皮膚や歯の疾患があります。どのような病気でも、早期発見と早期治療が重要です。「元気がない」「いつもと違う」など、ちょっとした違和感があれば、当院までご相談ください。
当院では、猫の食事の量やおしっこ・便の量、仕草の変化などを飼い主様に詳しくお伺いし、必要に応じてエコーやレントゲン、血液検査などを行っていきます。
検査を用いることで、見た目や触れただけでは判断することができない病気も適切に診断できます。
さらに、猫の病気を未然に防いで健康を守るために、予防医療にも力を入れております。

よくある病気の代表例

皮膚の病気

顎の下の黒ずみ

顎の下をよく見ると、黒い汚れがこびりついていることがあります。
これは、痊瘡(ざそう)という皮膚病の一種で、猫には比較的よく見られます。ひどくなると腫れ上がって出血し、痛みを伴うことがあります。
顎の下の毛穴に、皮膚からの分泌物や汚れが詰まると、このように黒い点々のように見えるので、猫のアクネとも言われますが、そこに細菌が感染すると痒みや痛みが起こることがあります。

心臓(肥満症)

肥満になると体全体に血液を送らなくてはいけなくなるため、心臓にかなりの負担をかけます。肥満の猫は心筋症にかかる確率が高くなるため、注意が必要です。
心筋症になると、突然後ろ足を痛がって1~2日のうちに死亡する例があると報告されており、猫にとっては苦痛を伴う病気の1つです。

歯の病気

口内炎

口内炎を引き起こす原因には、歯周病・歯石、骨や針等の異物、毒物、その他病気(風邪、細菌感染、腎不全、糖尿病、猫エイズや白血病による免疫力低下)によるものがあります。
このように、潜在する疾患によっても2次的に発症することが多いのです。

日々の健康管理

Point.01歯磨き
猫のお口の中は酸性のため、むし歯にはなりにくいものの、歯周病や口内炎になりやすい特徴があります。
歯周病は口腔内のトラブルだけでなく、心疾患などの全身に関わる問題につながりかねません。毎日欠かさず歯磨きを行うことで、歯の病気を未然に防止できます。
Point.02普段の世話
猫は身体に不具合があっても、不調を隠そうとします。重い病気を未然に防ぐためには、いつもと違う仕草や、うんちの量や大きさ、食べ方が普段と変わらないかなどを常にチェックする必要があります。
Point.03食生活
成長に重要な栄養素を不足なく摂取すると、かなりのカロリーを必要とします。 そのため成長した猫は肥満や下部尿路疾患の予防、高齢の猫は機能低下していく腎臓に配慮した食事メニューにすることで、病気を未然に防止できます。

エキゾチックアニマルの病気

うさぎやフェレットなどのエキゾチックアニマルは、犬や猫と比較すると、人に飼われていた歴史がそこまで長くありません。
基本的に「野生動物」であることに変わりなく、多数が弱肉強食の厳しい環境と関わりながら今も生きています。そのため病気や怪我を外敵に悟られないようにしなくてはならず、何らかの不調があったとしても、辛さを態度に出すことはないでしょう。
たとえ家族として一緒に暮らしていたとしても、飼い主様が病気を初期に発見することは大変難しいのです。
「何か様子がおかしいな」と違和感を覚えた時には、病気はかなり進行しているとお考えください。実際に来院された時には、すでに病気がかなり進行しているケースが多くあります。

うさぎの病気

「食欲がない」「足をひきずって歩いている」「下痢っぽいうんちをしている」「顔や身体が斜めに傾いている」「毛が薄くなっている部分がある」「鼻水が垂れている」などの、普段と様子が違う様子がみられたら、すぐに来院してください。
うさぎは体調が悪くても表情が読みづらいため、病気に気付いてあげられないことも多く、発見したときにはすでに手遅れのケースもあります。
うさぎの健康を守っていくために、些細なことでも当院にご相談ください。

よくある病気の代表例

毛球症

うさぎは嘔吐できないため、毛づくろいをした毛が胃腸に貯まり球状になり、胃の幽門部等を塞いでしまうことがあります。この病気を毛球症といいます。
これにより、食欲が減退する、食事そのものをしなくなる、うんちをしなくなる、元気がなくなる等の症状がみられます。
毛球症の治療方法としては、薬でうんちと一緒に取り除く方法がありますが、大きさの程度によっては、外科手術にて取り除く方法もあります。

不正咬合

うさぎの歯は常生歯といい、月に1cmほど永久に伸び続けますが、食事や噛む時の癖等により、正常な噛み合わせができなくなると、不正咬合になります。
エサを食べ辛そうにする、食べなくなる、よだれを垂らす等が見られたら、臼歯過長症・切歯過長症が疑われます。
唇を少し持ち上げて口内を確認してください。
不正咬合の治療方法としては、長くなった切歯・臼歯のカットをします。場合によっては抜歯をすることがあります。

日々の健康管理

Point.01うんちやおしっこの状態
うさぎのうんちやおしっこは、健康のバロメーターです。健康状態が良いときの量や色を見て覚えておき、「うんちがいつもより小さい」「うんちの量が減った」「おしっこの色が変わった」などの変化にいち早く気づいてあげましょう。

フェレットの病気

フェレットの寿命は5〜8年と言われています。身体が柔らかく軽いため、骨折などの怪我をする心配はほぼありませんが、好奇心旺盛な性格のため、誤飲をしてしまうトラブルが多く発生しています。年齢を重ねると腫瘍ができやすくなるため、注意してあげましょう。
少しでも長く家族として一緒に過ごすためにも、わずかな変化や違和感でも気になることがあれば、当院にご相談ください。

よくある病気の代表例

副腎腫瘍

フェレットは、腫瘍を患いやすい動物です。
副腎腫瘍はよく見られる病気の一つです。副腎はそら豆の半分程度と小さく、腎臓の近くに左右一対ありますが、さまざまな身体の機能を司る重要なホルモンを分泌しています。
腫瘍が形成されると、性ホルモンが過剰に分泌され、脱毛・貧血・体重の減少・メスの生殖器肥大・去勢したオスの前立腺疾患等、さまざまな症状が現れます。

日々の健康管理

Point.01体重の確認
週に1回は体重を測って、急激な増減がないかを確認しましょう。背骨やあばら骨を触ったときにゴツゴツしている場合は痩せすぎ、背骨が触れにくく腹部が胸部よりも明らかに太いようなら肥満傾向です。
冬に向けて脂肪を蓄えるときには少し体重が増えますが、太りすぎは病気にかかる可能性を高めます。
Point.02おしっこやうんちの状態
フェレットの健康的なうんちは歯磨きペーストほどの柔らかさで、茶褐色の細長い形をしています。
「普段よりも軟らかい」「色が変わった」「量が少ない」「血が混じっている」「粒状の未消化物が混じっている」などの異常や、排便時に苦しそうにしていないか、肛門周囲が汚れていないかを確認してあげましょう。
Point.03定期検診
フェレットにみられる副腎腫瘍は、性ホルモンの分泌が過剰になり、ホルモンの作用によって様々な症状が発生する病気です。病気を未然に防ぐためには、たとえ異常がなくても定期的に検診を受けることが大切です。

フェレットの避妊・去勢手術は必要です

フェレットの場合、交尾排卵動物のため、未避妊・去勢のフェレットは持続的な発情が続くと貧血を起こしてしまう、エストロジェン中毒と呼ばれる病気になってしまいます。
そのため、販売されているフェレットがあらかじめ避妊、去勢済みか確認をする必要があります。
もし避妊・去勢手術がされてないフェレットを飼育されましたら、当院まで定期検診にお越しください。

ハムスターの病気

ハムスターは元々、きれい好きな性格です。少しでもケージの中が汚れているとストレスを感じて、皮膚病や結膜炎などの病気にかかってしまう恐れがあります。また身体が小さいため、ちょっとした病気やケガでも重篤化することがあり注意が必要です。
ハムスターの寿命は2〜3年と言われています。少しでも長く家族として一緒に過ごすためにも、わずかな変化や違和感でも気になることがあれば、当院にご相談ください。

よくある病気の代表例

下痢

お尻の周辺が濡れている、うんちが水っぽい等の症状が見られます。そのまま放置すると、脱水症状を起こして死んでしまいます。
原因には、エサ・食あたり・ウィルス・寄生虫・ストレス等が上げられます。
治療方法として、抗生剤を投与し、食事の改善をします。

その他の病気

「不正咬合」「結膜炎」「直腸脱」「脱臼・骨折」「腫瘍」等の病気がございます。
日ごろよく観察していただき、何かいつもと違うな、と思われたら一度診療にお越しください。

日々の健康管理

Point.01おしっこやうんちの状態
ハムスターのうんちやおしっこは、健康のバロメーターです。「うんちがいつもより小さくなった」「うんちの量が少ない」「おしっこの色がおかしい」などの変化にいち早く気付くことで、重い病気も未然に防止できます。

ハムスターの飼育を始めたらまず定期検診をおすすめします

ハムスターは、人と共通する病気が多くあります。飼育を始めたらまず定期検診を受け、健康状態をご確認ください。
当院にお越しいただく際は、普段生活されているハムスター用キャリーケースでお連れください。
キャリーケースの中にある、うんち・おしっこの状態を診て、病気になっていないかを確認いたします。

小鳥の病気

鳥は外敵に襲われるのを防ぐために、身体の不調を隠す性質を持っています。飼い主様がパッと見たときに、すぐに具合が悪いことがわかるようなら危篤状態だと判断してください。
特に小鳥は身体が小さいこともあって、深刻な病につながる症状を見落としてしまいがちです。少しでも長く家族として一緒に過ごすためにも、わずかな変化や違和感でも気になることがあれば、当院にご相談ください。

よくある病気の代表例

風邪

はじめは透明な鼻水が出ますが、進行すると、鼻水が白っぽくなり、重症化すると黄色に変化します。
原因は人と同様に、抵抗力が落ちた状態で、風が強いところ、寒暖の差が激しいところに置かれることで発症します。
治療方法として、先ずは生活環境の改善が必要です。餌は栄養価の高いものを与え、体力を回復させます。鼻水はぬるま湯で拭き取ります。そして、小鳥用の風邪薬を与えます。

オーム病

オーム病は、あらゆる種類・年齢の鳥類に感受性があり、世界中で発生しています。病鳥のうんちや分泌液、羽毛ダストなどが主な感染経路として知られており、飼い主様にも感染する可能性がある病気です。
潜伏期間は数日~数週以上ですが、感染しても無症状のケースや持続感染する場合もあります。
主な症状には「体羽の異常」「体温の低下」「身体の震え」「昏睡状態に陥る」「結膜炎」「呼吸困難」「鼻炎」「副鼻腔炎」「全身の衰弱」「脱水症状がみられる」「黄色~緑色の便」「水様便」などがあり、場合によっては死につながることもあります。

その他の病気

その他にも「下痢」「便秘」「肥満」「脱臼・骨折」「腫瘍」「寄生虫」「卵詰まり」等の病気がございます。
小鳥は身体の不調を隠そうとしますので、日ごろよく観察していただき、何かいつもと違うな、と思われたら一度診療にお越しください。

日々の健康管理

Point.01おしっこやうんちの状態
小鳥のうんちやおしっこは、健康のバロメーターです。小鳥は犬・猫などの他の動物よりもおしっこの量が少ないため、明らかに量が多い場合には病気の可能性があります。
そのほかにもうんちの量が減ったなどの変化があれば、表に出ていなくても不調が隠れている恐れがあるでしょう。

小鳥に人の食べ物を極力与えないようにしましょう

道端でハトに餌を与えている光景をよく目にすると思います。しかし、人の食べ物をあげるのは栄養過多になるため、本来与えてはいけません。
栄養過多すぎると病気になってしまう可能性があります。
可能な限り、人の食べ物を与えず、小鳥に適したごはん・おやつを与えるようにしましょう。

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