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- 去勢・避妊について
去勢や避妊はどうして必要なの? | 避妊・去勢手術をするかしないかは、みなさんが一度は考え、悩むテーマではないでしょうか?
と手術に抵抗を感じる飼い主の方は多いと思います。 手術のメリットには、性ホルモンに関係する病気や遺伝的な病気の予防、性的なストレスの軽減、問題行動の予防や改善などの効果があります。 『家族』の健康、その維持のためにも、避妊・去勢手術をご検討されてはいかがでしょう? |
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- 犬の場合、悪性乳腺腫瘍は、雌犬に最も多く見られる悪性腫瘍で、悪性腫瘍全体の70%を、占めるそうです。
悪性乳腺腫瘍の発生率は、雌犬で2%~20%の変動があるようです。
その乳腺腫瘍の発生率に大きく関係しているのが、避妊手術の時期だと言われています。
- 避妊手術を初回発情前に行った場合 乳腺腫瘍発生率は、0.05%
- 避妊手術を1回目と2回目の発情の間に行った場合、乳腺腫瘍発生率は、8%
- 避妊手術を2回目の発情後に行った場合、26%
それ以降に、避妊手術を行っても、良性腫瘍の発生率は減少するかも知れないが、3回目の発情後に避妊手術を行っても、悪性乳腺腫瘍に対する予防効果は無いようです。
現在では、良性腫瘍は悪性に進行する能力があると考えられているそうなので、乳腺腫瘍の発生率に幅がある理由と考えられます。
良性腫瘍と悪性腫瘍の違いは、転移するか、しないか、限局性か広範囲に広がっていくか、それにより、発見された時期に左右され、命に関わる問題に発展するかしないかです。
- 猫の場合、猫の乳腺腫瘍は、80%が悪性です、80%以上が早期に治療しないと転移を起こすと言われています。
避妊手術をしていない猫は、避妊手術をしている猫に比べ、7倍乳癌の発生リスクが高いそうです。
避妊手術の時期により、乳腺腫瘍発生リスクの低減効果に差があります。
- 避妊手術を6ヶ月齢未満で行った場合 91% 低減
- 避妊手術を7~12ヶ月齢の間で行った場合 86% 低減
- 避妊手術を13~24ヶ月齢の間で行った場合 11% 低減
24ヶ月齢以降に行った場合 低減効果ないそうです。
このデータを踏まえて、乳腺腫瘍の予防の観点から、
犬は一回目の発情前生後7ヶ月頃、猫は6ヶ月齢未満に、避妊手術を行うことをお勧め致します。